ChineseDragon(
中国巨龍)新聞 2003年(平成15年) 12月2日火曜日より抜粋中国ビジネス 明るい家族計画B
コンドームの年間消費量世界一の中国(11
.5憶個)。国民一人当たり0.9個の年間消費量(消費量を総人口で割った単純計算)を世界に冠たるコンドーム大国・日本並みに同4.5個にできれば、年58.248憶個を消費する巨大市場だ!実に日本市場(5.8憶個)の10倍である―が、ビック・ビジネスの道はやはり険しかった。今回のヒットの壁は、意外なことに中国の国策である「一人っ子政策」。中国における夫婦は子宮リング43
.3%、不妊手術(女性)40%と、避妊対策はすでにバッチリなのである。行き届いたこの計画出産体制では、世界一薄くて丈夫な日本の膜も出る幕がない。それでも不妊手術は子どもを一人つくってその後にということになるから、婚前交渉や不特定多数との異性交遊にいかが?と思うが、それはそれでアピールが難しい。大連で開かれた計画出産博覧会が好評を博しつつ、北京の性文化展が初日で中止を余儀なくされたのは、中国では国の政策「優等優育」としての性はアピールできても、個人の楽しみとしての性はいまだ公に語られないことを意味しているヤクルトバカ売れ事件における
SARSのような僥倖(不謹慎)はないものか―と思っていたら、あった。エイズである。
中国衛生部が9月22日、第58回国連総会エイズ問題高レベル会議の席上で発表した中国国内の
HIV感染者は84万人、発病者は8万人に上る―が、この数字に対しては疑問の声が上がっていた。というのも8月31日、フィリピン・マニラにおいて、アジアのノーベル賞ともいわれるマグサイサイ賞の授賞式が行われたが、受賞者の一人、中国でエイズ拡大防止運動に取り組む産婦人科医・高耀傑氏の姿はなかった―という一件があったためである。高氏欠席の理由は「国内のエイズの実態を海外に知られるのを恐れた中国政府が、旅券を発給しなかったため」(代理出席したジャーナリスト・周光平氏)。これにより、SARS時にも見られた中国の秘密主義、「過少申告」がエイズ問題でも行われているという批判が、内外から噴出した。これを受けてか、10月に入り中国政府は「中国のエイズによる死者は22万人、生存者をあわせたこれまでのウイルス感染者は100万人」という大幅修正した数字を発表(10月4日付北京青年報)したがこの数字もかなり灰色に近い。前述の高氏は河南省を活動拠点にしているが、高氏によれば同省だけでも90年代にはすでに約100万人のエイズ感染者がいるという。中国のエイズ感染者・発症者数は合計400万〜600万人に達している―というのが世界の保険関係者の大方の見方であり、米中央情報局(CIA)は10年の同数を1千万〜2千万人に達すると予測している。その膨大な感染者を生んだルートであるが、中国衛生部が発表したものでは(11月
8日付中新網)、覚せい剤など静脈注射61
.6%、採血やそれに関連するもの9.4%、血液、血液製剤1.6%、性行為8.4%、母子感染0.3%、特定できず18.7%―だが。(続く)