ChineseDragon(
中国巨龍)新聞 2003年(平成15年) 11月25日火曜日より抜粋中国ビジネス 明るい家族計画A
計画出産博覧会では60〜70歳の男性も熱心に成人用品を見学していたという最近の中国。性用品も明るく健康的、そして「計画出産」に抵触しないものなら、全世代に売れるかも!ということで中国の避妊具市場にアタックだ。
同博覧会では日本製コンドームが来場者に配られ、好評を博したという。世界のコンドーム市場約58億個(98年、薬事工業生産統計)のうち、中国の年間消費量は11億5千万個、堂々の第1位である。次にインド9億個、日本5億8千万個、米国4億個、ブラジル1億4千万個の順になるが、しかし。これらを単純に総人口で割ると、中国とインドは年間1人当たりの消費量0
.9個、日本同4.5個、米国1.4個、ブラジル0.8個。何と、日本の消費量はずば抜けて高い。国連「夫婦の計画出産に関する調査」によると(
Eco-Economy Update 02年14号)、世界で最も一般的な避妊方法は、女性の不妊手術(卵管結さつ)で、36%。次に続くのが子宮内妊娠器具27%、ピル14%、そのほか6%。注目すべきなのはコンドーム9%、男性手術(精管切除)7%と、男性側が行う避妊方法率が低いことだ。一方、日本人は78%が避妊にコンドームを使用すると答え、日本人男性の意外な責任感の強さがうかがえる。99年のピル解禁によりコンドーム使用率は年々低下しているものの(94年には86%)、日本は今も世界で突出したコンドーム大国なのだ。最近、世界規模で叩かれがちな日本人男性の性行動だが、実は結構協力的であった。さて、日本では減少するコンドーム使用率だが、欧米では増加傾向である。理由は、エイズ。コンドーム最大のメリットは数ある避妊方法の中で唯一、エイズや梅毒など多くの性感染症の予防が可能なこと。そして、今まで避妊にはピルが主流だった欧米のコンドームは切磋琢磨の機会を得ず、ぶ厚い。丈夫さ・使用感・装着感、全てに最先端を行く日本製は大人気、世界に向かうところ敵なし―といいたいが、やはり問題は男性側の意識だろう。ブラジル、インド、中国では既婚女性の3分の1以上が不妊手術をしている。中国人口信息研究中心の00年リポートによれば、97年時点で中国の夫婦が行っている避 妊法は子宮リング43
.3%、手術(女性)40%、同(男性)9.2%、コンドーム4.1%、避妊薬2.2%、そのほか1.1%と、さすが人口抑制を国策としているだけあって手術率が高いが、しかし中国でもコンドーム使用率が高まる気配アリなのだ。01年9月時点、全国31の省・自治区・直轄市からのレポートによれば、HIV感染者数は実に2万8133人。これは00年同期比で67.4%増で、感染スピードは驚くほど速い。専門家の予測では、全国の同感染者数は60万人を超えるという。(続く)